<移住コラム>中古物件を買うときに注意したいこと

佐賀北部山間部で移住のお手伝いをするようになって、様々な事例に出会うことができています。
そんな私だからこそ書けることがあるのではないかと思い、移住コラムを書き始めました。

わたくし門脇享平は、NPO法人Murark(ムラーク)で移住のコンシェルジュを行っています。

なぜそんなことができているのかというと、前職が不動産屋さんで、賃貸物件の仲介から投資用不動産の売買まで幅広く不動産業に携わることができた一方、
私自身が移住者であり、家探しに苦労しており、今でも中々腰を落ち着ける場所を見つけることができないでいる当事者でもあるからです。


今お借りしているお宅は大変心地よく過ごさせていただいています。

一口に空き家探し、空き家活用といっても、かかわる人々の状況や気持ちに応じて、最善の条件は千差万別です。
ただ、悩まれるポイントは似ていることが多いので、こうして記録にしたためておくと、誰かの役に立つのではないだろうかと思っています。

今回のテーマは

「中古物件購入の際の注意ポイントと対策」

です。

地方で実際に暮らすことを考え始め、住む場所を探し始めたとき、選択肢は大きく分けて「賃貸」と「売買」の2パターンに分かれます。

「賃貸」の方は、市営住宅、アパート・マンション、空き家、シェアハウスなどいくつかのパターンがありますので、そのあたりも近いうちに纏めていきたいと思います。

「売買」は、基本的には中古物件の購入が多いです。移住して、本当にその場所に住み続けることができた後に、新築で購入される場合もありますが、最初から新築で建てることは少ないかなと思います。

地方移住の際に中古物件の「売買」を考えたとき、以下のポイントは注意を向けておいた方がいいと思います。

  1. 建物の傷み具合
  2. 立地条件
  3. 付属する土地(田畑・山林)
  4. 集落行事等、周辺環境

それぞれ、もう少し細かく見ていきつつ、個人でできる対策をお伝えしておこうと思います。
※あくまでざっくりとしたコメントです。実際は、その他にもこまごまとした注意点がありますので、物件ごとに相談されるのが良いかと思います。

①建物の傷み具合

パッと見た感じでは、快適に暮らせそうな物件でも、意外と傷んでいて、後々大きな修繕費がかかるケースがあります。

特に屋根裏と床下が大きく傷んでいると、最悪の場合修繕するより建て直した方が安く済むこともあるくらいお金がかかることがあります。

ですので、中古の物件を買う場合には「ホームインスペクション(住宅診断)」を行うことをオススメします。

依頼する業者さんによって値段は変わると思いますが、屋根裏や床下も含めて調査してもらう場合、10万円~15万円ほどの費用が発生すると思います。

ですが、先々のことを考えた場合、住宅診断によって住宅の状態を把握したうえで、近くの工務店さんなどにその診断書を見て頂いて、本当に購入すべきかどうかの最終判断をされるとよいと思います。

交渉によっては、大家さんにその費用を負担してもらえるようになることもあると思いますので、ぜひご検討ください。

②立地条件

具体的にどういうことかというと、土砂災害警戒区域等の危険地区に入っていないか、過去にその土地がどういった使われ方をしていたか(元々は鶏舎だったり、田んぼだったり)、梅雨の時期の湿気具合がどれほどか、日中は日がしっかり入り込むか、などなどです。

パッと見で、いいなぁと思った場所でも、雨の時や朝晩、蒸し暑い時など、可能であればいくつか気象条件を変えてから、現地の見学に行ってみると思わぬ発見があったりします。

③付属する土地(田畑・山林)

田舎の物件にはほとんどの場合、田畑や山林がついてきます。

手放すことを考えている大家さんにとっては、家も田畑も山林もまとめて管理してくれる人でないと、譲るメリットが薄れてしまうからです。

特に田畑については、農地法の関係上、一般の方が取得することができなくなってしまっています。(農家でないと、農地は取得できないという決まり。例外もあります。)

ですので、購入を検討される場合には、田畑や山林が付属してくるのか、をまずは確認することをオススメします。

④集落行事等、周辺環境

田舎では、町には残っていないような風習や人の繋がりがまだまだ色濃く残っていることが多いです。

集落行事や、自治会活動、神事など、大まかにでも1年の流れを、同じ集落に住んでいらっしゃる方に聞いておくといいかもしれません。

自治会なんて関係ない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自治会に加入しないとごみ収集をしてもらえないなどのデメリットが生じる場合もありますので、まずは一度確認してみてください。

まとめ

一概に町から田舎へ移住すると言っても、暮らし方や生活様式が異なる場合が大きく、来てみてからギャップを感じてしまい、仕方なく出ていかれる方もいらっしゃいます。

ですので、ぜひ一度は先輩移住者の方に会って、上記の注意点を意識しながら話を聞いたのちに実際に移住のことを考え始めた方が、リスクの少ない移住を実現することができると思います。

もちろん、弊社ムラークでも随時相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談・ご連絡ください!

ご相談は
mail:info@murark.com
Tel:080-5206-6674
まで。
お電話がつながらない場合は、留守番電話にご用件を残していただけると助かります。

佐賀のお山の移住コンシェルジュ/空き家再生プロデューサー
門脇 享平(かどわき きょうへい)

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