佐賀北部山間部で移住のお手伝いをするようになって、様々な事例に出会うことができています。
そんな私だからこそ書けることがあるのではないかと思い、移住コラムを書き始めました。
わたくし門脇享平は、NPO法人Murark(ムラーク)で移住のコンサルティングを行っています。
なぜそんなことができているのかというと、前職が不動産屋さんで、賃貸物件の仲介から投資用不動産の売買まで幅広く不動産業に携わることができた一方、
私自身が移住者であり、家探しに苦労しており、今でも中々腰を落ち着ける場所を見つけることができないでいる当事者でもあるからです。

一口に空き家探し、空き家活用といっても、かかわる人々の状況や気持ちに応じて、最善の条件は千差万別です。
ただ、悩まれるポイントは似ていることが多いので、こうして記録にしたためておくと、誰かの役に立つのではないだろうかと思っています。
今回は、トラブルの代表例、お金のことを簡単に書いておこうと思います。
物件を賃貸しよう、売買しよう、と思ったときに真っ先に問題になるのは「家賃」または「売買価格」。
お金のことが決まらないと話し合いが前に進むことはないので、個人間で取引なさる場合には真っ先にお金のことを話されることが多いかと思います。
ただ、ここで気を付けていただきたいのは、
空き家にまつわるお金は家賃&売買代金だけでないということ。
貸主にとっては、固定資産税や修繕積立金、火災保険、浄化槽清掃費など。
借主にとっては、家財保険、水光熱費、区費、お祭りなど集落行事の積立金など。
売主にとっては、所得税、司法書士等への謝金など。
買主にとっては、貸主・借主の負担に加えて、不動産取得税や登録免許税など。
その他、状況に応じて様々なリスクを勘案すると、多々の負担を予想しなければなりません。

そう、これらの想定しうるリスクが気づかないうちにトラブルの種となり、徐々に大きな問題になっていくのです。
だからこそ、ぜひ空き家を探したい、活用したいという皆様へ。
どうか不動産業者へご相談ください。
もちろん、私たちも誠心誠意皆様の相談に応じます。
完ぺきではありませんが、今までの経験・知識をもとに、最善の方法を一緒に考えさせていただきます。
ご相談は
mail:info@murark.com
Tel:080-5206-6674
まで。
お電話がつながらない場合は、留守番電話にご用件を残していただけると助かります。
佐賀のお山の移住コンサルタント
門脇 享平(かどわき きょうへい)