ある日突然、そこは雪国でした・・・

今年で三瀬高原に移住してきて4度目の冬を迎えています。

平野部と比べて、3~5度ほど気温が違うと言われている三瀬高原。12月に入ってからのある朝。寒いなぁと思いながら朝起きて外に出てみると、野原一面が真っ白。そう、霜です。朝日に照らされてキラキラと輝く様子は、仕事に向かうのも忘れて、じっくりと眺めてしまうほど。

ビルに囲まれた東京で働いていたころには、決して目にすることがない風景でした。 寒くて辛いなぁと思う一方、寒いからこそ見られる景色もあるんだなぁと来た当初に思ったものです。

しかし、山間部の寒さはそれだけではありません。三瀬高原に移住してきて驚いたことの一つに、雪の多さがあります。

稲刈りや秋の行楽シーズンを終え12月に入ると、そろそろ雪が降るころかなぁという声が聞こえ始めます。いやいや12月の九州でしょう?と思うかもしれませんが、ほんとうに降ります(笑)例年、12月になると一度は雪が積もるらしいです。

また、例年1月の中頃から2月の初旬にかけて1度は大雪になるよ~というのを聞いていました。少し前までは毎年何度も大雪で道が通れなくなっていたそうですが、近頃は大きく積雪するのは年に2~3度とのこと。

そして、今年の1月のことです。

夕方ごろから、ぼたっとした雪が降り始めそのまま夜になっても降り続いていました。もしかしたら積もるかもなぁと思いながら就寝したその翌朝、外は雪国でした。。。

家の庭先は一面の雪景色でした

ある程度覚悟はしていたものの、実際に見てみるとびっくり。九州に移住してきて、まさか数十センチの積雪に出会うとは夢にも思っていませんでした。

あと、つらら!

家の軒先に長々と伸びるつららを見つけて、あぁほんとうに寒いところに来たんだなぁと実感しました。

軒先に伸びるつらら。長いものは30センチ以上にも伸びていました

こんな時は家でおとなしくしているのがいいのでしょうが、せっかくの雪景色ですし、お天気も良かったので私たち夫婦は散歩に出かけました。

普段は決して見ることのできない景色ばかりで、めちゃくちゃ楽しかったです。山間地に引っ越してきてから、慣れない風習やイベントごとがたくさんありますが、その1つ1つに真新しさを感じ、興味を持ち、どうせやるならと楽しむ気持ちがあると、移住生活をより楽しく過ごせるのではないかなぁと感じています。

どこまでも真っ白な風景
枝先に積もった雪が太陽の光を浴びてキラキラ
欄干にも数十センチの積雪

ただ、勘違いしてほしくないのは、冬はいつもこんな状況というわけではないです。

これほどまでに積雪するのは年に数回ほどですし、そんなときも地域の土木業者様が頑張ってくださり、主要な道路ではすぐさま除雪作業が行われます。

したがって、スタッドレスタイヤを履き、予め主要道の近くに車を置いてさえいれば、たくさん雪が積もったときも生活に支障が出るほどではありませんでした。

逆に言えば、これほどまでではないにしても積雪することはありますし、道路の凍結も心配ですので、冬はスタッドレスタイヤが必須と言えます。その点は、移住する際に必要なコストとして注意しておく必要があるかなと思います。

周囲はかなり積もっていますが、道路は何とか走れました。

山間地で暮らす、というのは当たり前ですが、夏は涼しく冬は寒いということです。

夏の、エアコンがいらないくらいの涼しさも、冬の、いろんなものが凍り付くような厳しい寒さも、山間地で暮らすことの1つの特徴だととらえて、日々楽しく暮らしていきたいものです。

富士町古湯地区の氏神様がいる淀姫神社も雪化粧

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