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HOME > 100のしごと > 週末Cafeにゲストハウス、1級建築士から広がる“真摯なしごとのカタチ” No.001 藤田健臣さん

週末Cafeにゲストハウス、1級建築士から広がる“真摯なしごとのカタチ” No.001 藤田健臣さん

100のしごと 富士 サービスマルチワーク山林観光
  • 2019.11.14

本記事の掲載内容は取材当時のものですのでご注意ください。

鳥のさえずりと木々のざわめき、美しい山々と田園風景の広がるちょっと静かな山道に、“ゲストハウスCafe山秀朗(さんしゅうろう)”は佇んでいる。
たくさんの人の手で作り上げられたその山小屋の前には、すっと5本の杉の木が立っている。“ゲストハウスCafe山秀朗”のシンボルツリーだ。
5本の杉の木を見上げると「やあ! 元気にしているかい?」と声をかけられているような気持ちになる。心が落ち着くような、あるいは少し心踊るような、そんな良い気持ちに自然となる。

今回ご紹介するのは、生まれも育ちも富士町の藤田健臣(ふじたたけおみ)さん(63歳)。
藤田さんの本業は1級建築士。そんな藤田さんがなぜカフェを営んでいるのか、なぜゲストハウスをはじめたのか。そこには、山への愛と建築への飽くなき探求心がありました……! 早速お話を聞いていきましょう。

1杯のコーヒーからはじまるコミュニケーション

 

藤田さんのお仕事とは、なんでしょうか?

僕は1級建築士の資格を持っていて、元々は九州電力株式会社(以下九電)で建築士として働いていたんだ。
56歳の時に早期退職をしてからは、地元の建設会社で技術顧問として勤める傍(かたわ)ら、週末にカフェでコーヒーを出したり、ゲストハウスを営んだりしている。最近では、仕事ってわけじゃないけど、街なかの修学旅行生を民泊で預かったりもしているよ。

 

建築士から子供たちを預かる民泊まで幅広いですね! いろいろ聞きたくなりますが、そもそもなぜ建築士だった藤田さんがカフェをはじめることになったんですか?

きっかけは、早期退職してから東日本大震災のボランティアで岩手県に行ったときのこと。
心に傷を持ったまま、たくさんの人が仮設住宅に避難してきていた。僕はそこで学生時代からの山登りの経験を活かして、被災者の方を誘いハイキングをしていたんだ。

そして、時々コーヒーを飲んでいた喫茶店がコミュニケーションの場になっていることに気がついた。
みんな、1杯のコーヒーを求めて喫茶店に行くんじゃなくて、誰かと繋がりたくて喫茶店に通っているんだって。
なんか、そういうのっていいなぁってすごく思ったんだ。

 

1杯のコーヒーから始まるコミュニケーションの場づくりがしたくてカフェをはじめたんですね?

そう。
震災ボランティアから帰ってきてふと、あまり活用していない山小屋を持っていたことに気が付いて、ここなら人と深くつながって癒されるような場づくりができるんじゃないかって思ったんだ。
そういうコミュニケーションの場がコミュニティになっていくんじゃないかな?

 

山小屋 山秀朗はみんなの恋人だった!?

 

いつから山小屋を持っていたんですか?

今カフェを開いている山小屋は僕が36歳の時に主に山登りの仲間たちと一緒に作ったんだ。
山に登って山小屋に泊まるばかりじゃなくて、自分たちの山小屋が欲しいね! って話になって。
僕は長年、山小屋がほしいという夢を描いていて何度も図面を引いていたから、30歳の時には今の山秀朗の絵(図面)ができていた。
だからその話になったとき、「これはいい! みんなで作ろう!」ってなった。

 

作ろうって思って山小屋を作れちゃうってすごいですね!

作ろうって決めたものの、お金もかかるし時間もかかる。
いろいろ考えて、1口いくらって決めて山小屋の利用権付きで寄附を募ったんだ。
最終的には22名の賛同者を得て無事に着工にこぎつけた。

 

今でいうクラウドファンディングみたいですね!

ほんと30年前のクラウドファンディングだね。
作り始めるまでもワクワクしたけど、作っている時はそれ以上に楽しくて。
週末になるとみんなで集まっては、少しずつ作業を進めたんだ。当時の記録には

「恋人に週末会いに行くような気持ちだった。会いたいと思う気持ちはつのるばかりだ。雨が降ると、今頃どうしているだろうと気がかりだった」

って書き記されていたよ(笑)。

そう笑いながら当時の記録を見せてくださる藤田さん。

 

すごく詳細に記録を取られていたんですね?

うん。
作業のたびに記録を残していて、誰が来てどんな作業をしたかとか、何に苦労したかとか、決算書まで残っている。
瓦をみんなでリレーして葺いた時のこと、飲料水として湧き水の確保に苦労したこと、何でも書いてある(笑)。
今でも、当時一緒に山小屋を作った仲間たちと年に数回ここに泊まって、お酒を飲みながら当時のことを話しては盛り上がっているよ!

 

今でも当時の仲間たちとの交流がこの場所で続いているんですね!

この山小屋が完成した時、ほのぼのとした気持ちで山に向かい、人との出会いを、そして自分自身を見つめたいっていう願いを込めて、「山秀朗」っていう名前を付けたんだ。

今では、その名前の通りになっている。
この山小屋を舞台に友情の輪が広がっていき、そしてそれぞれの人生が少しでも豊かになるようになったらいいなって当時思っていたんだ。

 

元々仲間たちとの温かく深いコミュニケーションの場だった山秀朗が、カフェに生まれ変わることでより多くの人たちのつながりを生んでいく場所になったんですね!

当時の仲間たちも歳を重ねて年月とともに段々足が遠のいていたし、もっとたくさんの人たちにこの空間を活用してもらえたらいいなって思ったんだ。
ここはほかの民家からも離れていて、大きな窓から青空と田んぼと山が見えて、とても気持ちの良い風が吹く。
鳥のさえずりを聴きながらコーヒーを飲んで話していると、普段背負っているしがらみや肩書、役職が自然に外れて、人と人との深いつながりが生まれるんだよね。そういうのが僕の目指しているものなんだと思う。

 

この場所だからこそできることですね。

『 『自然ニ還ル。自分ニ帰ル。』っていう言葉を当時考えたんだけど、どういうわけか山には人を裸にするような、等身大の自分になれるような魅力があるんだと思う。


僕は高校時代から山が好きで、ずっと山岳競技をしていたんだ。山と向き合っていると、自分は自然の一部だという思いや不思議な心地よさを感じる。
そういう気持ちは、きっとみんな一緒なんじゃないかな。

だから、こういう不思議な山の魅力をもっとたくさんの大人たちや子どもたちに伝えたくて、カフェやゲストハウス、修学旅行の子供たちの受け入れをしているんだと思う。
 

 

すべては子供の頃に出会った川上(かわかみ)第三発電所からはじまった

 

いろいろな山の魅力があると思いますが、佐賀のお山の見どころはどこですか?

電力会社に勤めていたことで感じているんだけど、もっとたくさんの人に見てほしいと思っているのは、明治時代の終わりから大正時代にかけて作られた古い水力発電所。
すごく貴重で、洗練された建物ばかり。
明治41年に建てられた築111年の広滝(ひろたき)第一発電所とかすごくいいんだよ! 佐賀市都市景観重要建築物にも指定されている大正3年に建てられた築105年の川上第二発電所もとても素敵だよ!

 

発電所! 思いがけない切り口ですね!

実は、僕が建築士として九電に入社したきっかけは嘉瀬川ダムに沈んだ畑瀬(はたせ)集落(ダムの駅「富士しゃくなげの里」の辺り)の川上第三発電所なんだ。
小さいころから、かっこいい建物だと思ってよくスケッチに行っていて、見るたびにこんなものを作りたい、設計したいと思っていたんだ。
触るとわかるんだけど、地元の御影(みかげ)石を使って手作業で石を積んで作られていて。

今は効率化の時代だから鉄骨とコンクリートパネルで作られる、似たような建物ばかりだけど、100年先に残したくなるような近代遺産としての建物が佐賀の山にはたくさん残っているよ! 
現在の水力発電所は無人でなかなか近づけないけど、僕が好きだった川上第三発電所に使われていた地元の御影石は、新しく建設された嘉瀬(かせ)川発電所の腰回りの壁に使われているんだよ。

 

そんな貴重な石が今も残っているとは! これは、藤田さんと行く変電所・発電所ツアーを企画しないとですね!(笑)

ほんとだね(笑)。

実は今、佐賀の山間部を案内するようなツアーの企画を手伝って欲しいという話も来ているよ。
ツアーはもちろんだけど、カフェやゲストハウスをすることになるとは思っていなかった。

そういえば、会社に勤めていたころから、建築だけじゃなくて壁にかける絵画や備品にもこだわっていて、設計させてもらった保養所ではのタオルや歯ブラシに至るまでの全てをトータルコーディネートしたこともあったな。

 

え! 全部ですか?

建築士は普通、建物の設計だけと思われているけど、僕の中では、建築は人が利用する雑学の世界。いろんなものが混ざり合って建築になっているんだ。
だからついつい、旅館やスナック、カフェに行っても、箸置き等の小物からインテリアの雰囲気とか見ちゃう(笑)。

 

横着しないことが夫婦も地域も円満にする!

建築の中にはカフェやゲストハウス、地域のたからまでいろんなものが詰まっていて、そしてつながっているんですね! そんな藤田さんが、暮らしの中で大切にしていることってありますか?

そうだなぁ。
なるべく横着にならないようにすることかな? 
何度も会っている人に対しても、初対面のような態度と言葉遣いで接することで慣れをなくすこと。
奥さんとも月に1度は映画や温泉、食事会に行くようにしているよ! 
たまには違う環境で向き合って、お互いに刺激をなくさないようにしている。最近は2人の子どもたちも一緒に行ったりしているよ。

 

素敵ですね!

僕たち夫婦は普段お互いに好きなことをやっているから、何をしているのか知らなかったりするからね。
ないがしろにしないように気を付けている。
うちは奥さんの方が地域に溶け込むのが上手で、僕は付属品みたいなものだからね(笑)。

 

いつもご夫婦の仲がいいなぁと思っていましたが、夫婦円満のコツは横着しないことですね。勉強になります! 最後になりますが、今後の佐賀のお山について気になっていることはありますか?

人口減少が気になっている。
それを防ぐ手助けになればと思って、まずは交流人口を増やせないかとカフェやゲストハウスの活動をしているんだと思う。
佐賀の山間部はけっこう保守的だと思うけど、もっと外部とのつながりが生まれたらいいと思っているよ。今は海外からのお客様も増えているしね。

 

なるほど! 夫婦も地域も横着せず、つながりを生むことで広がっていくんですね! 今日は貴重なお話をありがとうございました。

移住に関するお問い合わせ・相談はこちらまで。

本記事の掲載内容は取材当時のものですのでご注意ください。

  • <お世話になった取材先>

    藤田 健臣さん

    一級建築士、ゲストハウスCafe山秀朗オーナー

  • <お世話になった取材先>

    藤田 健臣さん一級建築士、ゲストハウスCafe山秀朗オーナー

    佐賀市富士町生まれ、富士町育ち。一級建築士。九州電力株式会社に入社。就職と共に富士町を離れる。その後、妻子とともに富士町へUターン。15年間は富士町から福岡へ通勤していた。現在は地元の建設会社の技術顧問として活躍する一方で、ゲストハウスCafe山秀朗のオーナーを務める。ゲストハウスCafe山秀朗は、2019年秋からゲストハウスとして宿泊することも可能となった。子どもの頃から山が好きで、高校時代から本格的に山岳競技をはじめで国体にも出場したほど。無類の映画好きでもあり、年間150本もの映画を観ており、「古湯温泉映画祭」の実行委員も務めている。

    ゲストハウスCafe山秀朗
    住所:〒840-0532 佐賀市富士町大野1-3 GoogleMaps
    連絡先:090-9790-0040
    営業日:週末(不定休のため要連絡)

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